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2014年 06月 15日
今日は電話の電波障害が目立った。バグダットでは銀行の送金システムが一部ダウンしたとのこと。イラク情勢は日々変化(悪化?)しているけど、シリア難民の方々は、他に行き場があるわけでもなく、ここでもちろん生活を続けている。
山形のNGO、IVYさんの運営するシリアの都市難民の子供たちを対象にした学校を見学させてもらった。 IVYさんは、クルドの公立学校の使用していない午後の時間を借りてシリア都市難民の子供たちの補講を目的とした授業を実施している。彼らは9月からクルドのカリキュラムでの勉強をスタートしなくてはならない。紛争で学校に通えず、みな大体1~2年のブランクがある。IVYさんは、彼らが1日も早くクルドの学校に慣れるよう学力別に学年を分けてサポートをしている。 現在は1〜6年生150人が通っており、科目はクルド語、英語、理科、算数。クルド語の勉強が一番大変だという。でも9月からはクルド語での授業に入っていかなくてはいけない。補講の時点でドロップアウトしてしまう子もいるという。少しでもついていけるように、学校が嫌にならないように、シリアのの状況は一向に変わらないけれど、勉強は続けてほしいと思う。 先生はクルド語の授業以外はみなシリア難民で、シリアでは教師だった人達。 最後に生徒たちを集まってもらって、簡単な保健指導&健康相談をさせてもらった。突然だったので、いつものことながらオドオドしながらの手洗いや歯磨きの大切さについてお話しした。 最後に健康相談。都市難民の子供たちはUNICEFの健康チェックも受けられていない。体調のことで心配なことはないか訊いてみたかった。 「質問がある人?」 最初は誰も手を挙げなかったけど、1人が質問しに来ると、次から次に子供たちがやってきた。 「お腹がいたいの」とか「目が痛いの」とかもじもじしながら質問にくる様子がかわいらしかた。 小さいことでも質問してくれるのは嬉しい。家に帰ったら、夜遅くまで親の仕事を手伝ったり、兄弟の面倒をみなくてはいけない生徒もいるという。自分のことを相談できる環境なんてほとんどの子がないだろう。 短期でやってた保健の先生を思い出した。 結局大事なのは彼らの目線になって聞いてあげること。日本の子供もシリアの子供も同じ。
by tamura_ikkyuu
| 2014-06-15 02:36
| イラク(アルビル)
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