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2014年 06月 27日
少しでも、リラックスした時間を過ごしてほしいと思い、ドクター家族と巻き寿司を作った。
2日前より、キリスト教地区アンカワには、5000人の国内避難民が教会や学校に避難しているとのこと。みなキリスト教徒のアラブ人。 彼らはスンニでもシーアでもクルドでもダーイシュ(ISIL)でも何でも無い。今まで小さな町で敬虔なキリスト教徒として生活していた人達。そんな彼らが本当に着の身着のまま逃げてきた。 ↓ユセフ12歳。 彼は10年前に教会で起きた自動車爆破テロでひどい火傷を負い、それ以来爆発音などに強く反応しおびえるようになったという。 ドクターの弟家族は、車を売って資金を得、トルコへ逃れようとしているも、このガソリン不足と銀行での引き出し制限で、車はとても売れそうにないと。ドクターの車はナンバープレートが『モスル』のため、ボーダーを越えられないと判断し、置いてきた。何もかもがうまくいかない。傾き続けるイラク、「もうこの国には住めない」と話す一家。誰がイラクをこんなにした? そして最後のナナカリ病院訪問。 病室が足りず、廊下で治療を受けるマウジ、12歳。 サマッラー出身。家の近くでも戦闘が起きており身の危険を感じるが、それがサマッラーだと話す母親。初めてナナカリを訪問したときは、クルド人ばかりで言葉が通じず苦労したのに、最近クルド外からの患者で溢れている。3分の2はアラブ人ではないかと思う。 最後の夜、ドクター家族と。 短い間だったけど、家族のように過ごした彼らと別れを惜しんだ。 「イラクには石油があるけど、そのことで大事なものをみんなが見失ってるわ」 とドクター。彼ら一家が大切な知人やカルクーシュの町を捨て、外国へ逃れるということがどういうことなのか、どれだけの人がこのような想いで毎日過ごしているのか、この国を壊し続ける人達に知らしめたい。
by tamura_ikkyuu
| 2014-06-27 22:50
| イラク(アルビル)
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