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2014年 05月 02日
アルビル近郊に住んでいる都市難民は、ストリートに住んでる難民と、ある程度蓄えをシリアから持ってきたり、こっちで仕事が見つかったりして、家を借りて住んでる人の大きく分けて2パターンに分けられる。
今回は家を借りている一家庭のお宅を借りて、羊毛ワークショップを行った。 同じく都市難民で、近所に住む8名程のシリア難民のお母さんたちが集合。 前日に洗っておいた羊毛の汚れをとって、紡ぎ出す作業からスタート。 ↑左からJIM-NET佐藤事務局長、私、榎本プロジェクトマネージャー 羊毛を紡ぎ出す作業が一番大変! しかも、ゴミをきれいに取り除かなくてはいけないんだけど、きれいに取り除く人、ちょっと雑な人...とまぁ、みなさん性格が出るもので、最初はこちらが確認して 「タマーム(いいわよ)」、「マラターニ(もっかいやってね)」 みたいな感じで添削しながら勧めていったんだけど、だんだんと、 「あなた、それはまだきれいになってないわよ!」 と、最後は他の人を指導するお母さんも出てきてくれた。 シリア人は国内を出たことがなくて、保守的でまわりを親戚や顔見知りの近所の人で固めて生活してる人が多かったので、こうやって、都市難民の方たちも見知らぬ土地で一から関係を構築していくことが、彼らにはスムーズにできるのだろうか、それが心配だった。でも、こんなコミュニティースペースがあれば、情報交換しあったり、助け合ったりしていくことができる。それはいつか祖国シリアに帰ってもつながり続けると思う。 そんなこんなで羊毛ボール、羊毛コースターの土台が完成。 最後は、手伝ってくれたお母さんたちに、米、紅茶、砂糖、トマト缶とシリアの料理に欠かせない食材をプレゼント。 おばあちゃんもがんばりました。 場所を提供してくださったお宅のお母さんがクッベを作ってくれた。クッベは中東の小龍包みたいな感じで、外の生地はひきわり小麦で中は肉汁がぎゅっと詰まっているものを茹でてから揚げるんだけど、今回のは茹でバージョン。アレッポ出身のお母ちゃんが作ってくれた。 そして、ここで作成した羊毛コースターや羊毛ボールを、お母さんたちが家でできる内職としてサポートし、日本でチャリティー販売できないか、いろいろ考案中。 ↓第1弾、第2弾に続き、第3弾の試作品。少しずつ羊の扱い方がわかってきたような... また、女性の中の一人が、ビーズを繋いで作成したネックレスやブレスレットを見せてくれた。デザインがとても素敵だったので、試作品を作ってもらってこちらもチャリティー販売を考案中。
by tamura_ikkyuu
| 2014-05-02 22:59
| イラク(アルビル)
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