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2011年 04月 19日
今日がどれだけシーベルトで、どこどこの水道水からセシウムが検出されて、買い占めで何と何が不足していて...とか、
そんな情報は楢葉町の人たちにとってはどうでもいいことだった。 それより、自分たちは明日にはまた何処かに移されるかもしれなくて、仕事を探したいけど一体何処で落ち着けるのかもわからなくて、避難所での集団生活は限界まできていて、怒りをどこにぶつけていいかもわからない。 だから、 「トーキョーを出たい...!もうこんなとこに住めない...!」 「原発が爆発したらトーキョーはどうなるの...!」 と都心の人が思ったりしていることが、きっと信じられないと思う。 「あんたら帰る場所さあるからいいっぺ」って。 戻る所があるから逃げられる人たちと、もう一生戻れないかもしれないのに遠くへ遠くへ避難させれていく人たち。 「いいよって言われたら、今すぐにでも楢葉に戻りたいっぺ」 どの人も口を揃えてそう言った。放射能が怖いとか誰も言わない。 とにかく住んでた町に帰りたい...と。置いてきたものがいっぱいあるのだ。 「ばあちゃんが時々夜中に来るんだっぺ。早く帰って墓さ入れてあげたい」 「20頭の牛さ置いてきたから心配だっぺ。こうなると言ってくれれば放してきたのによ。赤ちゃんが5頭生まれたばかりでさ...」 沖縄から『沖縄県にしばらく住みにきませんか?』という案内状を持ったNPO団体が連日避難所を訪れてきた。でも、どの人も説明に耳を傾ける様子はない。 「沖縄行ってる間に、『1日だけ楢葉に帰れる』って言われたら、仮設住宅の抽選が始まったらって考えたら行ける人はいないっぺ」 ネットもなく、テレビと新聞だけが頼りの避難者にとって、放射能の知識なんてあるはずもなく、 原発反対のデモが各地で行われてることもみんな知らないし、県外の人が福島をどう思ってるのかも知らない。
by tamura_ikkyuu
| 2011-04-19 12:37
| 日本
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