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2010年 01月 24日
寒い時にしか見れない景色もきっとある。
そう思って踏ん張って今日もベオ市内散策。今日は雪が止んで、ほんの少し太陽が見えた。足下の雪に反射して、昨日より少し街が明るい。 たゆんで揺れるドナウ川。 この国は何もかもが静かだ。川も、街も、人も。 散歩に来ている人を結構見かけたけど、さくさく雪を踏みながら静かに歩いている。ベオグラード空爆の時は反戦コンサートや人間の盾をやってたっていうけど、そんなエネルギーどこに隠してるのかっていうくらいひっそりしていた。 hotelを出るちょっと前、来週手術を受けるという女性に2人きりで話したい事があると言われた。お金のむしんだったらやだなと思って話を聞いたら、やっぱりそうだった。「20€欲しい」と言われる。20€か...微妙な額。切なくなった。 「貴女が困ってるのはわかるけど、お金はあげられない」と伝える。すると「私は一人で身寄りもなくて、これから手術も受けなくちゃいけないのに...」とため息をつかれる。ため息をつきたいのはこっちの方だった。昨日会ったばかりの名前も知らない人に、突然お金を欲しいと言われても見方を変えてしまうのも無理はない。ほんとに手術を受けるのだろうか...hotelのオーナーにはこの事は言わないでと言われてますます怪しくなった。 それまで横に置いてたポーチを、つい肩にかけ直す。隣に座ったお婆さんは何も知らないで、私の日記の日本語の文字を見て笑っている。悲しい...いろんなこと全て、悲しかった。
by tamura_ikkyuu
| 2010-01-24 03:53
| シリアと日本の外
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