カテゴリ
以前の記事
2019年 11月 2019年 10月 2017年 10月 2017年 08月 2017年 05月 2017年 03月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 その他のジャンル
外部リンク
記事ランキング
画像一覧
|
2010年 01月 01日
シリアも年が明けました。
年越しはメッゼ・ジャバルという街にある知人宅で迎えた。ムスリム地区なのに、そこかしこで日本だと警察がおしかけそうな、たくましい打ち上げ花火が各家庭からぽんぽん上がってた。隣のベランダでも、ヒジャーブを巻いた女性が大砲みたいな花火を胸に抱えて空に放っていて、かっこ良よかった。 バーブ・トゥーマに帰ると、路上が火薬と紙テープでびっしり埋まっていた。車は通行止めになってて若者(男ばっか)で溢れかえってた。こっちの方が賑やかだろうなと思ってはいたけど、想像をはるかに超えていた。翌日ホストファミリーに訊くと、「ほとんどがムスリムの若者で、クリスチャンの若者は家で家族と迎えるのよ。こっちにしてみれば、街は汚されるし危険だしほんと迷惑なんだから」と。ちなみに、イスラム暦の年越しは12月17日に静かに終了している。 少し休みをとってから、初日の出を見るためにカシオン山に登った。 ほんとはパルミラのアラブ城まで行く気でいたんだけど、3日から試験なのでダマスカスで見ることに。12月31日がすこぶる晴天だったから、このまま続けば初日の出もプリプリに違いないと期待する。イスラム暦のこよみによると、4:58だとのことで、5時前に到着したけれど、真っ暗。 1時間経過。うっすら染まり始めた。朝一番のアザーンが、ダマスの街に響く。 1時間半。空の白身が増して、オレンジ色の地平線が発光し始める。寒いのに眠い。でも座るとお尻から凍りそう。持参したシャーイで暖をとる。 寒さが限界に近づいて、もう雲の向こうに上がり切ったんじゃないか、あきらめて帰ろうかと言い始めたその時、 唯一外気に触れている頬に、光が届く。あったかい...おてんと様だ。 あー、ありがたや、ありがたや。 今年もよろしくお願いします。
by tamura_ikkyuu
| 2010-01-01 23:29
| シリア
|
ファン申請 |
||